畑日誌1954－拓本取り

12月5(月)

今日はいい天気になりました。

朝の畑、暖冬もあってキヌサヤに花が咲き出しました。早すぎるので困るなぁ。

 

さて昨日のことですが、「拓本」取りをしました。取ったのは私がいつもガイドをする故郷「唐津街道畦町宿」の「観地山地蔵尊」の、

石の線刻仏です。

 

お守りしている隣組の許可をいただいて、格子の中の部屋から石仏を取り出しました。線刻してあるのがわかりますか？

 

表面を水でよく洗って、和紙を乗せて水を絞ったタオルで抑え表面にぴったりと貼り付けて、墨をタンポンで丁寧に打ってゆきます。打っているのは友人の書道家さん。

 

 

打ち終わったら慎重に和紙をはがします。線刻の窪んだ部分が白く浮き上がるのです。

 

後は１週間ほど陰干しして置くと落ち着くので表具屋さんで「裏打ち」してもらうと拓本の完成です。

これは最後に格子をはめているところ。左の組長さんの向こうにの元の場所に石仏はお返ししました。

格子を外した際に石仏が祭られている部屋の中も掃除しました、ウン十年ぶりですね。

 

これでまた故郷の史跡探索が１歩全進。

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*今日の川柳*　

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タグ：線刻 石仏 唐津街道 宿場 地蔵 拓本 墨 和紙 格子 表具 裏打ち 史跡 川柳

コメント 12

なるほど、これは見事な線刻仏ですね
拓本を取らせていただけたのは、素晴らしいです
by 駅員3 (2011-12-05 21:32) 

こんばんは。
土筆も咲いたとか。これから寒くなるのにちょっとかわいそうです。
by sako (2011-12-05 23:47) 

おお、これは興味深い。
拓本とはこのようにとるのですね。

線刻仏というのもあるのですね。
多分初めて拝見しました。
by ＩＺＦＵ (2011-12-06 00:13) 

キヌサヤのお花が凄く綺麗ですね。
春が来たような気持ちになりました。
まだ早いですね。。。
by chalice (2011-12-06 00:33) 

こんばんは。
貴重な歴史の資料となっていくのですね。
by olegon (2011-12-06 03:05) 

素敵な拓本ができましたね・・・これから表装して大切にされてください。
by rabbit (2011-12-06 17:37) 

駅員3 さんこんばんは。
この地蔵尊の歴史を文章にまとめていますので、現行を見せたら許可をしてくれました。
面白かったですよ。
by 夏炉冬扇 (2011-12-06 18:10) 

sako さんこんばんは。
つくしもですか！ヒェッ！
by 夏炉冬扇 (2011-12-06 18:11) 

ＩＺＦＵ さんこんばんは。
ご趣味の方はそれなりにいらっしゃるのですが、見かけることはほとんどありませんから。
面白いですよ。拓本セットが市販されてます。
by 夏炉冬扇 (2011-12-06 18:12) 

chalice さんこんばんは。
気や過ぎると本当に寒くなった時に出くわして実がならないとだろうと心配です。
by 夏炉冬扇 (2011-12-06 18:13) 

olegon さんこんばんは。
誰も調べていないので郷土史のお役には立ってると思います。
by 夏炉冬扇 (2011-12-06 18:15) 

rabbit さんこんばんは。
額に入れるかなぁ…と考えてます。
by 夏炉冬扇 (2011-12-06 18:16)